「お金持ちになりたいけど、投資とか難しそうだし…。」
そんな風に思って、諦めていませんか?
私もその一人でした。
経済のニュースを見てもチンプンカンプンだし、投資本を開いても専門用語ばかりで、結局何をすればいいのかサッパリ分からない…。
そんな私が出会ったのが「サイコロジー・オブ・マネー お金持ちになるための20の鉄則」。
この本を読んで、衝撃を受けました。
なぜなら、お金持ちになるために必要なのは、難しい金融知識や特別な才能ではなく、誰もが実践できるシンプルな「考え方」 だったからです!
本書には、20個ものお金持ちになるための鉄則が紹介されていますが、今回はその中でも特に重要だと感じた6つの鉄則を、私の体験談を交えながら分かりやすく解説していきます。
- 【鉄則1】お金で買えない本当の価値とは?
- 【鉄則2】お金で「時間」を買うという発想
- 【鉄則3】「目的がない貯金」こそ最強の武器
- 【鉄則4】投資は「痛み」との戦いに勝つゲーム
- 【鉄則5】投資の成功は「諦めない心」で決まる
- 【鉄則6】「未来予測」は宝くじよりも難しい!?
この記事を読めば、あなたもきっと、お金に対する意識がガラリと変わるはず。
【鉄則1】お金で買えない本当の価値とは?
「お金持ちになったら、高級車に乗って、ブランド品を身に付けて…ああ、考えただけでワクワクする!」
以前の私は、まさにそんな風に、お金と幸せをイコールで結んでいました。
給料日前の金欠でカップラーメン生活を送っていても、セールで手に入れたブランドバッグを眺めていると、不思議と心が満たされたものです。
でも、ある日、ふと我に返ったんです。
「あれ?私、何のために頑張ってるんだっけ…?」
周りの目を気にして手に入れたブランド品の数々。
確かに、その時は優越感に浸れたかもしれません。
でも、心からの喜びや満足感があったかと言われれば…?
サイコロジー・オブ・マネーに出会ったのは、そんなモヤモヤを抱えていた時でした。
そして、お金で手に入るものと、お金では決して買えないものがあると気付かされたのです。
例えば、私が必死にブランド品を買い漁っていた頃、仲の良い友人は、貯金をコツコツと続けながら、週末には大好きなパン作り教室に通っていました。
彼女は、自分の好きなことにお金と時間を使い、心から充実した日々を送っていたのです。
一方の私は、周りの評価ばかりを気にして、自分の本当にやりたいことを見失っていました。
「お金持ち=高級品」というイメージに縛られて、本当に大切なものを見過ごしていたのです。
本書は、お金持ちになるために本当に必要なのは、お金の使い方ではなく「お金との向き合い方」だと教えてくれます。
そして、そのためには、お金では買えない本当の価値を見極める「賢さ」が必要なのです。
高級ブランドに身を包んでいても、周りの人は本当にあなたのことを尊敬しているでしょうか?
周りの人が見ているのは、あなたのステータスを表す「モノ」ではなく、「あなた自身」です。
あなたの温かい笑顔、誰にでも分け隔てなく接する優しさ、困難な仕事にも果敢に挑戦する勇気…。
真の尊敬は、お金ではなく、そうしたあなた自身の人間的な魅力から生まれるものなのです。
お金持ちになっても、周りから尊敬されなければ、それは虚しいと思いませんか?
この本は、そんな当たり前のことに改めて気づかせてくれ、お金との健全な関係を築くためのヒントを与えてくれます。
【鉄則2】お金で「時間」を買うという発想
「お金持ちになったら、会社を辞めて、毎日好きなことをして過ごしたい!」
そう思ったことはありませんか?
私も、満員電車に揺られながら、あくせく働く毎日を送っていた頃は、よくそんな妄想をしていました。
「会社なんて辞めて、南の島でのんびり過ごせたら、どんなに幸せだろう…」
でも、そんな夢を叶えるには、まずお金を貯めないと!と、現実の壁に阻まれてしまうのが世の常ですよね。
そして、私たちは「時間」を犠牲にして、お金を追い求めることになります。
残業続きで、疲れ果てて帰宅するのは毎日深夜。
せっかくの休日も、溜まった家事や睡眠にあてていたら、あっという間に終わってしまう…。
そんな生活を送っていると、まるで自分の時間が誰かに奪われているような、息苦しさを感じてしまいます。
私自身も、以前はそんな生活を送っていました。
「もっとお金があれば…」「もっと給料が高ければ…そうすれば、自由な時間が手に入るはず!」
そう信じて、がむしゃらに働いていました。
しかし、現実はそう甘くありません。
収入が増えても、それに比例して責任や仕事量も増えていき、結局自由な時間は手に入らない…なんてことも。
そんな悪循環に陥っている人も少なくないのではないでしょうか?
サイコロジー・オブ・マネーは、そんな私たちの凝り固まったお金に対する価値観を、揺さぶってくれます。
本書を読んで、ハッとさせられたのは、「お金持ちになる最大のメリットは、『時間』を手に入れられること」というシンプルな事実でした。
そして、その「時間」こそが、お金で買える最も価値のあるものだと気付かされたのです。
考えてみてください。
お金持ちになって、豪華な家に住み、高級な食事をしても、それを楽しむ「時間」がなければ意味がありません。
大切な家族や友人と過ごす時間、趣味に没頭する時間、自分と向き合う時間…。
そんなかけがえのない時間を手に入れるためにこそ、私たちはお金を稼いでいるのではないでしょうか?
本書では、お金との向き合い方を変えることで、自由な時間を手に入れ、本当に大切なことに時間を使えるようになると説いています。
「時間はお金で買えない」
よく聞く言葉ですが、本書を読むと、お金を使うことで「時間」を買い戻せるという新しい視点が得られます。
毎日のカフェラテを我慢して、その分を投資に回したり、無駄な残業を減らして、空いた時間で副業に挑戦したり…。
小さなことから始めれば、誰でも「時間」を買い戻すことはできるのです。
【鉄則3】「目的がない貯金」こそ最強の武器
「貯金?そんなの、老後資金のためだけでしょ? 」
「今はお金を増やすために、投資信託や仮想通貨で積極的に運用しないと損だよ!」
そんな声が聞こえてきそうですね。
確かに、今の時代、低金利の銀行預金よりも、投資で資産を増やした方が賢明だと考えるのは当然かもしれません。
私自身も、一時期は投資熱が高まり、様々な投資に挑戦していました。
「FIRE達成!」「億り人になった!」
そんな華々しい成功 stories を目にするたびに、自分も早く経済的自由を手に入れたいと、焦る気持ちに駆られていました。
しかし、サイコロジー・オブ・マネーを読んで、私は自分の浅はかさを痛感させられました。
なぜなら、本書では「目的のない貯金」こそが、予測不能な人生における最強の武器だと説かれているからです。
「目的のない貯金」とは?
- 特定の目標のために貯めるのではなく、ただひたすらに貯蓄すること。
- 言わば、人生のあらゆる場面で自由に使える「予備資金」のようなもの。
「そんな漠然とした貯金に何の意味があるの?」
そう思った方もいるかもしれません。
でも、考えてみてください。
人生は、私たちの思い通りに進むとは限りません。
病気やケガ、予期せぬ事故、親の介護…。
そんな時、あなたとその家族を支えてくれるのは何でしょうか?
華々しい投資話も、立派なキャリアも、そんな時、何の役にも立たないかもしれません。
そんな時、あなたの不安を和らげ、行動の選択肢を与えてくれるのは、他でもない「貯金」なのです。
十分な貯蓄があれば…
- 病気になっても治療に専念できる
- 会社が倒産しても、慌てずに次の仕事を探せる
- 「やりたいこと」が見つかった時に、迷わず挑戦できる
投資信託や仮想通貨は、値動きが激しく、時には大きく元本を割り込んでしまうリスクもあります。
もちろん、リスクを理解した上で投資をすることは大切ですが、精神的な安定を保ちながら、長期的な視点で資産形成をしていくためには、リスクの低い「貯金」をベースにすることが重要なのです。
本書を読むまで、私にとって「貯金」は、どこか受け身の、消極的なイメージでした。
しかし、本書を読んでからは、「貯金」は、自分と大切な人を守るための、そして、人生の選択肢を広げてくれる、最強の武器なのだと気づかされました。
【鉄則4】投資は「痛み」との戦いに勝つゲーム
「投資で一攫千金!」「FIRE達成して、早期リタイア!」
そんな夢のような言葉を聞くと、誰しもがワクワクするし、自分も早く投資を始めなければ!という気持ちになるでしょう。
私も投資を始めた頃は、まさにそんな気分でした。
投資アプリのチャートが右肩上がりに伸びていくのを見るたびに、まるで自分が成功者になったかのような錯覚に陥っていました。「このままいけば、億万長者も夢じゃないかも…?」なんて、根拠のない自信に満ち溢れていたのを覚えています。
しかし…現実はそんなに甘くありませんでした。
ある日突然やってくる暴落。
あれだけ順調だった資産が、みるみるうちに減っていく恐怖。
「あの時、売っておけば…」
「やっぱり投資は怖い…」
そんな後悔と不安に押しつぶされそうになりながら、眠れない夜を過ごしたことも一度ではありません。
あの頃は、寝る前に投資アプリを見るのが怖くて仕方なかった。
でも、サイコロジー・オブ・マネーは、そんな投資の「甘い罠」に警鐘を鳴らします。
本書を読んで、投資で成功している人は、決して「楽して稼いでいる」わけではないということに気づかされました。
むしろ、彼らは、私たちには想像もつかないような、精神的なプレッシャーや苦悩と戦いながら、投資を続けているのです。
本書で最も印象的なのは、「投資で成功するには、泥棒のような甘い考えを捨て去り、痛みや苦しみに耐え続ける『鉄の心』が必要だ」 という言葉です。
投資で安定して利益を上げ続けるには、短期的な値動きに一喜一憂するのではなく、長期的な視点と冷静な判断力を持つことが何よりも重要になります。
投資で「痛み」に打ち勝つためのヒント
- 情報に踊らされない: インフルエンサーの言葉や、ネット上の情報を鵜呑みにしない
- 感情をコントロールする: 恐怖や焦りで、衝動的な売買をしない
- 長期的な視点を持つ: 短期的な損失に動揺せず、長期的な成長を信じ続ける
投資は、ギャンブルではありません。
「楽して稼ぎたい」「一発逆転を狙いたい」
そんな甘い考えで投資に手を出すと、痛い目に遭う可能性が高いでしょう。
本書は、投資で成功するために必要なのは、特別な才能やテクニックではなく、「市場の波に乗りこなしながら、着実に資産を増やしていく」 ための、正しい知識と、そして何よりも「鉄の心」だと教えてくれます。
【鉄則5】投資の成功は「諦めない心」で決まる
「投資の神様」と呼ばれるウォーレン・バフェット。
彼の投資哲学で最も有名なものの1つに、「長期投資」があります。
バフェットは、なんと11歳の頃から投資を始め、80年以上もの間、一度も投資をやめることなく、巨万の富を築き上げてきました。
80年!
気が遠くなるような長さですよね。
彼の投資人生は、まさに山あり谷ありでした。
リーマンショックやITバブル崩壊など、幾度となく世界を揺るがすような金融危機を経験しながらも、彼は決して投資をやめようとはしませんでした。
なぜなら、彼は「時間」こそが投資家にとって最大の味方であることを知っていたからです。
本書「サイコロジー・オブ・マネー」でも、バフェットの投資哲学を参考にしながら、「投資で成功するために最も大切なことは、短期的な勝ち負けに一喜一憂することなく、いかに長く投資を続けられるかである」と説いています。
短期的な値動きに惑わされて、感情的な売買を繰り返していては、いつまで経っても投資で成功することはできません。
投資で成功するには、市場のノイズに惑わされず、長期的な視点で資産を着実に増やしていくことが重要なのです。
長期投資を成功させるための秘訣
- 複利の効果を信じる: 雪だるま式に資産が増えていく「複利の力」を最大限に活かす
- 短期的な変動に動じない: 市場のノイズに惑わされず、冷静さを保つ
- 継続は力なり: コツコツと投資を続けることで、成功への道を切り開く
しかし、人間である以上、感情の波に乗り遅れることなく、淡々と投資を続けることは容易ではありません。
特に、始めたばかりの頃は、投資成績が気になってしまい、「もっと早く儲けたい」「損を取り戻したい」という焦りから、衝動的な売買を繰り返してしまうことも少なくないでしょう。
私も、投資を始めたばかりの頃は、毎日のようにチャートに張り付いては一喜一憂していました。「今日は少し上がった!」「やばい、下がってる…損切りした方がいいのかな?」そんな風に、一喜一憂する日々を送っていました。
まるで、ジェットコースターに乗っているかのような、スリリングな毎日。
でも、冷静に考えてみてください。
そんな投資スタイルでは、心は休まる暇がありませんよね?
本書を読み、「投資で成功するには、長期的な視点を持つこと、そして、何よりも諦めないことが重要だ」ということを改めて実感しました。
「ローマは一日にして成らず」
投資の世界にも、この言葉は当てはまります。
焦らず、諦めずに、コツコツと投資を続けること。
それが、投資で成功するための、唯一の道なのかもしれません。
【鉄則6】「未来予測」は宝くじよりも難しい!?
「この株、絶対に値上がりするよ!」
「今が買い時!この波に乗らないと損するぞ!」
投資の世界では、毎日のようにこんな情報が飛び交っていますよね。
テレビや雑誌、インターネット…。
どこを見ても、投資の専門家やインフルエンサーが、自信満々に未来予測をしています。
そして、そんな情報に触れるたびに、「もしかしたら、自分も億万長者になれるかも…?」なんて、淡い期待を抱いてしまう自分がいたりするんですよね。
私も以前は、投資情報に踊らされては、一喜一憂する毎日を送っていました。
「有名な経済評論家が、この銘柄は有望だと言っていたから、きっと大丈夫!」
そんな風に、根拠のない情報に頼っては、投資をギャンブル感覚で楽しんでしまっていたのです。
しかし、サイコロジー・オブ・マネーを読んで、私は自分の愚かさに気づかされました。
本書では、「未来予測は不可能である」 と断言しています。
どんなに優秀な専門家や、高度なAIであっても、未来を完璧に予測することなどできないのです。
未来予測が不可能な理由
- 世界は常に変化している: 政治、経済、社会情勢など、予測不可能な要因が複雑に絡み合っている
- 人間の心理は読めない: 投資家の心理や行動は、常に合理的に動くとは限らない
- 「ブラックスワン」の存在: 予測不可能な出来事が、世界経済を大きく揺るがすことがある
「じゃあ、どうすればいいの…?」
そう思った方もいるかもしれません。
未来予測が不可能だとしたら、私たちは一体、何を頼りに投資をすれば良いのでしょうか?
本書では、未来予測に頼るのではなく、「不確実性を受け入れ、リスクを分散すること」 の重要性を説いています。
具体的には、特定の銘柄に集中投資するのではなく、複数の資産に分散投資することや、時間を分散して積立投資を行うことなどが有効な手段として挙げられます。
「お金」と「幸せ」の本当の関係を知りたいあなたへ
今回は、本書のエッセンスを凝縮して、以下の6つの鉄則をご紹介しました。
- 【鉄則1】お金で買えない本当の価値とは?
- 【鉄則2】お金で「時間」を買うという発想
- 【鉄則3】「目的がない貯金」こそ最強の武器
- 【鉄則4】投資は「痛み」との戦いに勝つゲーム
- 【鉄則5】投資の成功は「諦めない心」で決まる
- 【鉄則6】「未来予測」は宝くじよりも難しい!?
これらの鉄則を通じて、お金との向き合い方、そして、人生におけるお金の役割について、深く考えることができました。
本書は、投資初心者の方だけでなく、「投資でなかなか成果が出ない…」「お金との付き合い方が分からない…」と悩んでいる方にもおすすめです。
「お金」と「幸せ」の本当の関係を知りたいあなたは、ぜひ本書を手に取ってみてください。
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