「やる気が続かない…」
誰もが一度は経験する悩みですよね。
私自身、やる気に満ち溢れている日もあれば、全くやる気が出ない日もあって、その波に悩まされてきました。
そんな時、山崎拓巳さんの著書「やる気のスイッチ」に出会ったんです。
この本には、やる気の正体から、誰でも簡単にやる気をコントロールする方法まで、具体的なテクニックがわかりやすく解説されています。
今回は「やる気のスイッチ」の内容を元に、私が実際に効果を実感したやる気をコントロールするコツを3つのレベルに分けてご紹介します!
やる気を自由自在にするための3ステップ
「やる気のスイッチ」では、やる気をコントロールするための方法が、わかりやすく体系的にまとめられています。
本記事では、そのエッセンスを、誰でも実践しやすいように、3つのレベルに分けて解説していきます。
具体的には、以下の3つのステップです。
- ステップ1:やる気の仕組みを理解する
- ステップ2:潜在意識を味方につける
- ステップ3:行動を習慣化する
レベル1:やる気の仕組みを理解する ~感情の ジェットコースター を乗りこなす~
やる気をコントロールするには、まず、やる気の仕組みを理解することが大切です。
「やる気のスイッチ」では、やる気は感情の波のようなもので、常に変動するものだと説明されています。
「よし!明日から頑張るぞ!」と、熱い気持ちで一日を終えたとしても、翌朝になると、気持ちが冷めてしまい「やっぱり今日もいいや…」と、布団の中で二度寝…なんて経験はありませんか?
これは、決してあなたが怠け者だからではありません。
人間の感情は、ジェットコースターのように、上がったり下がったりするものなのです。
例えば…
- 大好きなアーティストのライブに行くことが決まった時、きっと、ライブの日が待ち遠しくて、ワクワクが止まらないでしょう。
でも、ライブ当日が近づくにつれて、「ちゃんと楽しめるかな…」「緊張して何もできなくなりそう…」と、不安な気持ちも出てくるかもしれません。そして、ライブが終わった後は、燃え尽き症候群のように、急に何もやる気が起きなくなってしまうこともあるでしょう。
このように、私たちの感情は常に変化していて、やる気も例外ではありません。頑張って無理やり維持しようとしても、それは長くは続きません。
むしろ、「やる気は常に変動するもの」と割り切って考えてしまった方が、気持ちが楽になりませんか?
そして、この感情の波をコントロールするのが、潜在意識というわけです。
「潜在意識」と聞くと、なんだか難しそうなイメージを持つかもしれませんが、安心してください!
潜在意識は、あなたが意識していないところで、あなたの行動に大きな影響を与えている心のメカニズムのようなものです。
レベル2:潜在意識を味方につける ~3つの方法で心の奥底を書き換える~
「やる気のスイッチ」では、潜在意識をコントロールするための具体的な方法がいくつか紹介されています。
私たちの潜在意識は、意識的に認識できない心の奥底で働き、ネガティブな情報よりもポジティブな情報に影響を受けやすい性質を持っています。
ここでは潜在意識を味方につけるための3つの方法をご紹介します。これらの方法を実践することで、ネガティブな感情を手放し、あなたらしく輝いた人生を創造する力を開花させていきましょう。
1. 最近嬉しかったことを思い出す – ポジティブな感情で潜在意識を満たす
毎朝、憂鬱な気持ちで一日をスタートさせていませんか?ネガティブな感情は潜在意識に「今日も楽しくない一日になるんだな」と認識させてしまい、やる気をダウンさせてしまいます。そこで効果的なのが、意識的にポジティブな情報をインプットすることです。
具体的な方法として、「最近嬉しかったこと」を3つノートに書き出すことをおすすめします。些細なことでもOKです。例えば…
- 仕事で目標を達成できたこと
- 大好きなカフェで美味しいケーキを食べれたこと
- 家族と楽しい時間を過ごせたこと
このように、嬉しかったことを思い出すことで、自然とポジティブな気持ちになり、やる気もアップします。
2. 「できない」のではなく「したくない」と考える – 本当の気持ちに気づく
「なかなかダイエットが成功しない…」
「英語の勉強を続けられない…」
そんな風に悩んでいる人は、「できない」のではなく「したくない」と潜在意識が判断している可能性があります。
潜在意識は、私たちが言葉に出して伝える「顕在意識」よりも、心の奥底にある「本音」を優先する傾向があります。
ダイエットしたいと言いながら、なかなか行動に移せないのは、心のどこかで「今の自分を変えたくない」「美味しいものを我慢したくない」と感じているのかもしれません。
英語の勉強をしたいと言いながら、なかなか習慣化できないのは、心のどこかで「英語を話せるようになった未来よりも、今の生活を維持したい」と感じているのかもしれません。
このように、潜在意識は常に「あなたにとって本当に必要なこと」を選択しています。
もし、あなたが本当に何かをやりたいと思っているのに、なかなか行動に移せない場合は、「本当にそれをやりたいのか?」と自問自答し、潜在意識の声に耳を傾けてみましょう。
3. 自分の幸福に許可を出す – メンタルブロックを壊す
「どうせ私なんて…」
「私には無理だ…」
そんな風に、自分で自分の可能性を制限していませんか?
潜在意識は、あなたの思考や行動に大きな影響を与えています。もし、あなたがネガティブなセルフイメージを持っていると、潜在意識もそれを現実のものとして受け入れてしまいます。
「私には才能がないから」「私には経験がないから」と、挑戦する前から諦めてしまってはいませんか?
でもちょっと待って!本当にそうでしょうか?もしかしたら、それはただの思い込みかもしれません。
「成功するかどうかはやってみないとわからない」
まずは行動を起こし、小さな成功体験を積み重ねることによって、ネガティブなセルフイメージを払拭していくことができます。
そして、そのためには、「自分にはできる!」と強く信じることが大切です。
まずは、「自分が心から幸せを感じられること」をリストアップしてみましょう。そして、それを実現するために、「自分にはできる!」と強く信じることが、潜在意識を書き換え、行動を起こすための第一歩となります。
レベル3:行動を習慣化する ~小さな成功体験を積み重ねる~
潜在意識を書き換えたら、あとは行動あるのみ!
「やる気のスイッチ」では、行動を習慣化するための具体的な方法として、「小さな目標設定」と「環境作り」を紹介します。
小さな目標設定 – 成功体験を積み重ねる
「よし!明日から毎日5kmランニングするぞ!」
と意気込んでも、なかなか続かないのが現実です。
いきなり大きな目標を立ててしまうと、挫折しやすく、モチベーションの低下に繋がります。
そこで効果的なのが、「小さな目標設定」です。
例えば…
- 最は1km歩くことから始める
- 週に2回、30分だけランニングする
このように、「これならできそう!」と思えるレベルの目標を立て、成功体験を積み重ねることで、自信をつけ、モチベーションを維持することができます。
ダイエットで例えるなら、
「毎日2時間ジムに通い、糖質制限も徹底する!」
と意気込むよりも、
「まずは毎日体重計に乗ることから始める」
「一駅分歩くことから始める」
など、ハードルをグッと下げた目標設定をする方が、成功体験に繋がりやすく、結果的に目標達成に近づきます。
環境作り – 誘惑を断ち切る
「ダイエットしたいのに、家に美味しそうなスイーツがある…」「勉強に集中したいのに、スマホが気になってしまう…」
こんな経験はありませんか?人間は弱い生き物なので、誘惑に負けてしまうことも少なくありません。
そこで重要なのが、「誘惑を断ち切る環境作り」です。
例えば…
- ダイエット中は、家にスイーツを置かない
- 勉強中は、スマホを別の部屋に置く
このように、「意志の力」に頼るのではなく、あらかじめ環境を整えることで、行動を習慣化しやすくなります。
ダイエットしたいのに、コンビニで美味しそうなスイーツを見るとついつい買ってしまっていませんか?
コンビニでスイーツを買ってしまうのは、あなたの「意志」が弱いからではありません。
「意志」の力に頼るのではなく、「コンビニに行かない」「スイーツコーナーに近づかない」など、そもそも誘惑に遭遇しないように環境を整えることが、成功への近道です。
まとめ
今回は、「やる気のスイッチ」の内容を元に、私が実際に効果を実感したやる気をコントロールするコツをご紹介しました。
やる気をコントロールすることは、決して簡単なことではありません。
しかし、「やる気のスイッチ」で紹介されている方法を実践すれば、誰でも「やる気の波」に乗りこなし、目標を達成することができます!
ぜひ、本書を手に取って、あなたも「やる気のスイッチ」を手に入れてください!
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